アイ鍼灸治療院は、荻窪の閑静な住宅街の中にあり、おちついた環境で治療を受けられる雰囲気作りを心がけています。
私は、大学で文化人類学を専攻したのですが、その中で学んだものの一つにこんなものがありました。
アマゾンの奥地などに住む原住民のシャーマン(村の指導者で、宗教者と医者を兼ねる)は、森に入り、便通を良くする薬草、めまいを止める薬草、かゆみをとる薬草など、数百種類の薬草を採取し、人々に煎じて薬として施します。
現代では、その薬草の知識が原住民としての生活がなくなる前に、文化人類学者と薬学の専門家が手を組んで現地に入り、薬を開発したという実例があります。
このように、人々の間に受け継がれてきた知恵は、現代の医学に匹敵するほどの理論体系が形作られているのです。
このことは鍼灸治療の基盤となっている中医学(漢方)についても同じことが言えます。そしてそれは、西洋医学では完治しにくかった分野の疾患において、鍼灸は非常に高い効果を発揮することが実証されているのです。
また、はりやお灸によって免疫を上げ、血行の流れを促すことは最先端医療とも繋がっています。
当院では、伝統的な中国医学の知識と、最も古くて最も新しい治療法である現代日本鍼灸の技術とを組み合わせて治療にあたっています。
院長 兄部千達